技術書典5の反省
今回は完全にこれでした。
あなたがたの目的は「たくさん売ること」じゃなくて「好きなことを書いて読みたい人に買ってもらうこと」であり、それを維持するためには「予想外に売れ残って嫌な思いをしないこと」も重要ですよ。
— Atsushi Eno (@atsushieno) September 12, 2018
人気サークルにちょっと混ぜてもらえるとか、良い感じの表紙を描いてもらえたとかで浮かれてしまい、つい400部も印刷してしまって、まさに爆死しました。
隣でわかばちゃんの新刊がばかすか売れていくのを尻目に、まったく減っていかない自著の山に呆然自失となってしまいました。
よい話が多い技術書典ですが、こういう事例もあるということをちゃんと伝えるべきかなと思いますので、書き記しておきます。
もともと、数十部頒布できればよいマイナージャンルのマイナーサークルです。よい場所で出させてもらったのはとても良いことだったのですが、身の程を知るというか、想定の読者がどれくらいいるかということはちゃんと考えて出したほうがよいというのが今回の反省です。
それでも、100部近く出せたのはひとえに湊川さんのおかげだと思うので、次回は自戒して望もうと思います。
敗因分析
結果は残数でカウントして97部です。
まあ、負けたと言っても実際には自分としては過去最高の頒布数です。印刷部数を完全に読み間違えていたということでした。
難しかったのは、やはり人気サークル内でやったということですね。被チェック数も当てにすることはできません。
湊川さんが新刊1300部とか印刷しているのをよそに100部という訳にもいきませんでした。200部くらいが着地点かなという気持ちでいたのですが、完全に技術書典の雰囲気に飲まれて倍プッシュです。実際200部出ればトントンで赤字にはならないのでそれでいこうということになりました。
それと客層がぜんぜん違うという問題もありました。湊川さんのブースに来る人たちは完全に湊川さんのマンガを求めて来ます。内容も入門的なものが中心ですので、Rubyで自然言語処理というちょっとマニアを通り越して変人な内容のものは見向きもされない感じでした。 売れかたとしては新刊3冊ください。みたいな湊川本と一緒に購入みたいなパターンが多く見られて、そうやって買っていかれたかたには大変もうしわけない気持ちです。 逆に内容をパラパラめくってた方は確実に買わないという感じでしたので、完全に内容で選ばれていないなーという感じでした。
残った300部どうする?
まあ、今回届けられなかった人に少しづつでも買ってもらえたらなと思います。
もともと、この本はRubyで出来ることを増やす活動の一環です。私がRubyKaigiで話すことや技術書典に本を書くことの原動力はそのへんにあります。OpalはフロントエンドもRubyで書けるということですし、今回はRubyで機械学習や自然言語処理ができるということ伝える内容です。 そういったことに少しでも興味を持ってもらえればということで本を書いているので、やはり届くべきところに届いて欲しいです。
今回の「猫と森羅と日本語とRuby」はRubyで自然言語処理に挑戦するというめずらしい内容の本でもあります。 そこに価値があると信じてやっていることなので活動していくなかでその価値が認められるように続けていけたらいいなと思っています。
今後もRubyで自然言語処理を「猫と森羅と日本語とRuby」シリーズとして書いていく所存です。新刊と一緒に売っていって、なくなるころには少しはこの分野が盛り上っているといいなと思う次第です。
追記 ↲
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